活動紹介

当コンソーシアムでは、WGを中心に活動を行っています。様々な業種・業界の企業が参加し、活発な検討が行われています。また、会員企業のカーボンニュートラルの実現に向けた様々な課題解決に向け、関連する情報の提供や国際的な協調関係を結ぶ活動も行っています。

1見える化WG(2021年11月~)

目的

  • グローバルでのサプライチェーン全体の脱炭素化を求める取引慣行や、欧州を中心として新たなルールメイキング等の動向を踏まえ、デジタル技術を活用し、サプライチェーン全体のCO2データを見える化する仕組み構築に向けた活動を行う。
  • 企業間の協働(エンゲージメント)を促進するよう、削減努力がデータとして適切に反映される仕組みを目指す

活動概要

準備フェーズ(2021年11月~2022年3月)

  • 目指す姿の検討、現状調査とギャップの整理、検討項目整理、国内外動向把握等を実施し、「一次レポート」を発行

検討フェーズ(2022年4月~2022年9月)

  • サプライヤー企業の削減努力を反映した一次データに基づくCO2データの流通の実現に向け、デジタル技術を活用してサプライチェーン内で交換されるCO2データについて、算定・共有方法を提示する方法論文書「CO2可視化フレームワーク」と、共通データフォーマットと連携仕様を提示する技術文書「データ連携のための技術仕様」 (いずれも一次案)を策定

実証フェーズ(2022年9月~2023年6月)

  • 策定した「CO2可視化フレームワーク」と「データ連携のための技術仕様」に基づき、多様な業界の企業が共通的な方法で算定した排出量データを、異なるソリューション間でデータ連携し、サプライチェーンCO2排出量を正確かつ効率的に把握することを目的とした実証実験を実施

社会実装フェーズ(2023年7月~)

< 2024年度:運用開始フェーズ >

  • 策定した「CO2可視化フレームワーク」と「データ連携のための技術仕様」を実装するソリューションや算定実務に取り入れる先進事例の収集・公表を行うとともに、普及促進のための教育セミナーを実施

参加企業

見える化WG
  • 主 査 日本電気(株)
  • 副主査 みずほリサーチ&テクノロジーズ(株)/富士通(株)
ルール化検討SWG
  • リーダー みずほリサーチ&テクノロジーズ(株)
  • サブリーダー (株)NTTデータグループ/ブラザー工業(株)
データフォーマット・
連携検討SWG
  • リーダー 富士通(株)
  • サブリーダー (株)NTTデータグループ/(株)野村総合研究所
物流SWG
  • サブリーダー (株)アイシン/(株)NTTデータグループ/ヤマト運輸(株)
委員
129社(2024年9月6日時点)参加企業一覧
オブザーバ
経済産業省 環境省 農林水産省 内閣官房 (一社)日本電機工業会

2バーチャルPPA早期実現対応WG (2021年11月~2022年9月)WGの目的は概ね達成したと判断し、活動終了

目的

  • 民間企業で課題となっている国内での再生可能エネルギーの調達方法の拡大を実現するため、国内でのバーチャルPPA(Virtual Power Purchase Agreement)の早期実現による再生可能エネルギーの新たな調達方法の確立を目指す

活動概要

  • 国内外のバーチャルPPA導入事例・再エネ調達に関する動向把握
  • 国内の再エネ調達手段・制度とのギャップの整理、バーチャルPPA導入のメリット/デメリットの整理
  • 意見書のとりまとめと政府・関係機関・団体との関係構築、提言活動

参加企業

主査
アマゾンウェブサービスジャパン(同)
委員
44社(2022年3月31日時点)参加企業一覧

3データセンター脱炭素化WG(デジタル田園都市事業化)(2022年7月~)

目的

  • 地方分散が進むデータセンターが地域において持続的に事業を推進するため、デジタル田園都市構想を支えるDC事業のビジネスモデルを検討する。

活動概要

  • 事業継続性と脱炭素化を両立するデータセンターの実現に向け、地域需要/エネルギー供給/データセンター事業者などの観点から論点抽出・解決策検討
  • データセンターの誘致に積極的な自治体との意見交換、データセンター設置・利用ニーズの収集
  • 脱炭素データセンターの社会実装に向けたモデルケース策定の議論、提言活動

参加企業

主査
富士電機株式会社
委員
27社(2024年9月6日時点)参加企業一覧

4環境活動データ価値化WG(2023年12月~)

目的

  • 環境負荷低減に資する製品・サービスが持つ付帯価値(グリーン価値)が市場において適切に評価される仕組みの構築に向けて、企業による環境活動の実績データを計測・評価・管理するITシステムにおける共通課題や解決策を検討し提言する。

活動概要

  • グリーン価値を訴求する脱炭素活動のユースケースの収集
  • GHG削減実績量等のグリーン価値をデジタル計測・算定・検証する際の基本的な考え方の整理
  • ユースケースごとに求められるデジタル技術やデータモデル等の要件の検討

参加企業

主査
(株)リコー
委員
52社(2024年9月6日時点)参加企業一覧

5共通課題への対応

目的

  • 国内外のカーボンニュートラル関連動向を把握しルール形成への貢献を図る(動向調査)
  • グローバル市場を見据えて海外ステークホルダーと連携する(国際協調)
  • DigitalのGreen推進への貢献について情報発信し認知度向上を図る(情報発信)

活動概要

動向調査
カーボンプライシングや再生可能エネルギーなどのグリーン政策・諸制度の動向把握など
国際協調
諸外国のカウンターパートとの関係強化、制度の国際調和を目指した政府との連携など
情報発信
活動の普及啓発イベントの実施、デジタルソリューションを活用した会員企業のグッドプラクティス紹介など
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